UBCO(ブリティッシュ・コロンビア大学オカナガンキャンパス)ってどんな大学?
どうもみなさん、BenignKnaveです。
さて前回の記事で少しご紹介したのですが、今回は僕が交換留学で勉強していたブリティッシュ・コロンビア大学オカナガンキャンパス(University of British Columbia Okanagan/UBCO)について詳しく見ていきたいと思います。
①UBCOとは
UBCOとはブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)のオカナガンにあるキャンパスを指します。
まずは地図でUBCOの場所を確認してみましょう!
赤い丸がUBCOのあるケロウナの場所です。
UBCOはケロウナの中でもかなり北のほうに位置しています。ケロウナ国際空港の真横ですね。ちなみにご安心ください。飛行機の騒音は全く聞こえないです笑。
さてそもそもUBCはバンクーバーにメインキャンパスを持っているのですが、このオカナガンキャンパスは2005年に設立されており、比較的新しいのが特徴です。
しかし、同じ大学と言ってもキャンパスが異なれば全く別の大学も同然です。多くの大学のように何学部はどこのキャンパスにあるという括りにあるのではなく、キャンパスごとにカリキュラムが組まれているためそれぞれのキャンパスに一通りの学部が揃っています。そのため学べる内容もかぶります。授業については下で解説します。
さあそもそものUBCなのですが、カナダ国内で見ても非常にレベルが高く、毎年発表される大学ランキングでは常に国内上位3位にはランクインしています。ちなみに大抵1位はトロント大学で2位を争うのはモントリオールにあるマギル大学です。もともとUBCはマギルから派生したのですが、マギルに勝るとも劣らない地位を築いています。
気になる生徒数ですが、
バンクーバーキャンパス:45000人
オカナガンキャンパス:8000人
ほどとなっています。
また、大学全体で見ると有名人を数多く輩出しており、現カナダ首相(2019年現在)であるジャスティン・トルドーもUBCの出身です。また、現学長(同じく2019年現在)はサンタ・オノという人物で日系カナダ人です。UBCはアジアと比較的近いため、アジア人が活躍しやすいフィールドでもあります(ちなみにバンクーバーの方がオカナガンと比べて圧倒的にアジア人が多いです。オカナガンは白人がマジョリティで留学生の数も多くはありません)。
②UBCOでの生活
まずは下の2枚の写真をご覧ください。
見てくださいこの景色!UBCOの特徴はなんといってもその開放感です。バンクーバーから一歩離れたケロウナにあるこのキャンパスには一風変わった「おもしろいやつ」が世界各地から集まってきます。しかしそのアットホームな雰囲気は田舎ならでは。こののびのびとしたキャンパスに来れば都会の喧騒をしばらく忘れることができますね!
キャンパス自体はそこまで大きくないのですが、授業に使う建物の他にもジム、体育館、学生寮、食堂などの基本的な設備は揃っています。ジムのある建物は一回が体育館になっており、バスケの定期戦も行われています。見応えありますよ!ちなみにカナダの国民スポーツはアイスホッケーで、ケロウナにもチームはあるのですが、あまり強くないのでみんなバンクーバーのチームを応援しているようです笑。
学生は普段どこで生活しているかというと、特に一年生は大学の領内にある学生寮に泊まっている学生が多いです。キャンパスには多数の学生寮があり、授業用の建物からもすぐ近くなので人気が高いです。ですが、寮には食堂はついていないので食堂がある建物で食べるのが普通です(食堂がある建物はいくつかあります)。ちなみに自分でご飯を作りたい人は、食堂で食べるオプションが必須ではない寮を選ぶこともできます。ここで注意したいのが、食堂で出されるご飯は非常にバリエーションが少なく、味も決して賞賛できるものではないということ。日替わりのご飯もありますがそもそもルーティンが丸わかりでやはり似たようなものが短い期間にサイクルしている感じです。
これは僕が実際に泊まっていた部屋ですが、ベッドがとても硬かったです。冷蔵庫や電子レンジはフロアで共有でした。ちなみにケロウナ市内のアパートやシェアハウスを借りて住んでいる学生も大多数いますが、交換留学生には少しハードルが高いように思えます。具体的な寮の種類は一番下の【重要②】の記事でご紹介しているので、留学をお考えの方はぜひそちらをご参照ください。
③UBCOの授業
さて、気になる授業です。バンクーバーほど授業の数は多くないのですが、面白い授業が充実しています。1クラスの人数はまちまちで、語学の授業なら20から30人前後のものもあるのに対して、1年生向けの教養的な授業なら150人を上回るものもあります。
英語圏の授業(少なくともカナダ、アメリカ、オーストラリア)は授業に番号が振られていて、番号が上がるほど難しくなります。基本的に100番台の授業は比較的易しいですが、400番台は非常に専門的です。しかし100番台の授業でもいわゆる「楽単」と呼ばれるような授業は少なく、レポートや課題は頻繁にあります。しかし、よく海外の大学といえば「毎日図書館に引きこもって勉強」というイメージがありますが、UBCはそこまで地獄のような生活を送らなくても成績はある程度とれるというのが僕と友達の率直な感想です(当然ですがサボりすぎると痛い目にあいます)。また交換留学生に対する履修制限はあまり厳しくなく、取りたい授業は比較的容易にとれます。
また、参考までにUBCOにある学部は以下の通りです。
- Arts and Sciences:教養学、理系文系基礎
- Creative and Critical Studies:創造学、批評学
- Education:教育学
- Engineering (Applied Science):応用化学
- Health and Social Development:健康学、社会発展学
- Management:経営学
- Medicine (Southern Medical):医学
学部は決まっていますが、別の学部の授業を取っても全然OKです。1年生のうちは特に様々な科目の授業を取りながら専攻を決めます。詳しい授業内容は公式サイトからシラバスを検索してみましょう!
個人的に受けていた授業は
- カナダ政治論
- 国際機構論
- ヒスパニック映画批評論
- 文化人類学
などです。僕はArts and Scinecesに所属していたのですが、ヒスパニック映画批評論なんかはCreative and Critical Studiesの授業です。ちなみに授業内容は文字通り、スペインやラテンアメリカ地域の映画を見てそれを元にスペイン語圏の文化について勉強するというものでしたが、実際の授業はほとんど映画の構成についてで、文化的というよりは美術的な内容でした笑。
こんな感じに画面を分解してシーンごとに分析します笑。これはこれで楽しかったですけどね!
④UBCOのイベントやクラブ活動
キャンパスにはイベントがたくさんあります。UBCSUOやSUPと呼ばれる学生団体が中心となってハロウィンパーティやダンスパーティなどの様々な企画が年中行われています。基本的にチケット販売制で売り切れが近づくとどんどん値段が上がっていきます。また大掛かりなイベントはアルコール持ち込み禁止ではありますが、基本的に非常に激しいです(基本的にアルコールを外で飲んで、酔った状態で参加します)笑。
DJが呼ばれることもよくあり、会場はまるでクラブのような雰囲気に早変わりします。しかし警備員がそこらへんにおり、危険なことは起きませんのでご心配なく!
最後にクラブのお話です(ナイトクラブじゃありません笑)。英語圏の大学では基本的にサークルというものは存在せず、イベント運営がメインのクラブが主流となります。つまり、クラブに入っても何曜にあるからメンバーはみんな行くという感じではなく、どちらかというと自分が所属しているクラブが主催しているイベントや集まりが何日にあるから行こうという感じです。スポーツクラブもありますが、UBCOでは少し別扱いでチームに所属するか、みんなで集まって自主練するという形になります。面白いクラブがいっぱいあるのでクラブデイとよばれるクラブ紹介日にまとめてサインアップしちゃいましょう!
おすすめクラブ
・VOCO(ロッククライミングなどのアウトドアアクティビティをやります)
・UBC Okanagan Horror Movie Club(キャンパスにあるシアターで定期的にホラー映画を上映しています)
・UBCO The Hammock Club (近くの山へ行き、みんなでハンモックをかけてゆっくりするクラブです)
・UBCO Latin Dance Club(毎週ラテンダンスの講習を実施しています)
・UBCO Games Club (ボードゲーム好きがあつまるクラブです)
まだまだ書き足りないことがたくさんあるのですが、だいたいUBCOの外観がわかっていただけたでしょうか?これを読んでちょっと興味が湧いてきたら、公式サイトもチェックしてみて下さいね!→ Home - UBC's Okanagan Campus
【重要①】
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【重要②】
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もっとUBCOについて知りたい方はまずは下の記事をお読みください!UBCOのキャンパスのことをより詳しくまとめた記事を書いてみました。
それでは次の記事でお会いしましょう。
ではでは~