カナダ英語の発展授業【ボキャブラリー編①】
どうもみなさん、BenignKnaveです。
何年経ったでしょうか?かなり時間が空いてしまいました!すみません!生活が落ち着いて、ブログを更新する時間ができたので、続きを書いていきます。今回はカナダ英語の発展授業いよいよ最終回です。今まで前編ではスペルと文法、中編では発音をやってきました。今回はいよいよボキャブラリーに注目したいと思います。
ただ単にスラングや用語を羅列するだけでは実際の使い方がわからないと思いますので、実際の使い方や例文なども交えてご紹介していきたいと思います。地元で使われるローカルすぎるスラングやマニアックな皮肉ジョークのようなものはスキップします。
本当は一つの記事にまとめてしまおうと思ったのですが、思ったよりいっぱいあったので、さらに①と②に分割したいと思います!
このシリーズでは⑴カナダバージョンがある言葉(英語として言葉はあるが表現がカナダ独特)、⑵カナダにしかないオリジナルの言葉を見ていきます。今回は⑴を見ていき、次回の記事で⑴の続きと⑵を見ていこうと考えています。
それでは早速見ていきましょう!
⑴カナダバージョンがある言葉
1. runners
意味:スニーカー、ランニングシューズ、体育館履き(可算名詞)
アメリカではsneakersと言います。たまにrunning shoesという言い方もします。
"Do you have an extra pair of runners with you by any chance? I forgot mine."
"Here you go!"
"Thanks... Damn. These are too big for me. I'll ask someone else."
「予備の体育館履き1足持ってる?ちょっと忘れちゃってさ。」
「いいよ、はい!」
「ありがとう、でもデカすぎるな。他を当たってみる。」
2. keener
意味:ガリ勉(可算名詞)
これはしばしば悪い意味で用いられます。授業などで一番前の席に陣取って教師のご機嫌伺いなどをしている生徒に当てはまります。いわゆる真面目くんとでも言うべきでしょうか。
"Why are you suddenly acting like a keener, man?"
"The exams will start tomorrow. You should start studying too, bro."
「なんでいきなりガリ勉キャラになってんだよ?」
「試験明日から始まるじゃん。お前もそろそろ勉強始めた方がいいよ。」
3. knapsack
意味:リュックサック(可算名詞)
みなさんはナップザックをご存知でしょうか?布の袋に紐が二本付いていて背負えるタイプのリュックサックです。カナダでナップザックというとこのタイプだけでなく全てのタイプのリュックサックを指します。ちなみにアメリカではbackpackという語がよく用いられます。
"Alright, we're leaving now. You guys can hop on the bus!"
"Sir, I left my knapsack in the library. Can I go get it now? I"ll be back real soon."
"Sure but don't forget, we're already three months behind the schedule."
「じゃあ、出発するぞ。みんなバスに乗っていいぞ!」
「図書室にリュック忘れちゃったんすけど、取りに行っていいすか?すぐ戻るんで。」
「ああ、だが忘れんな。もう3ヶ月もスケジュールに後れを取っている。」
4. pylon
意味:カラーコーン(可算名詞)
これはよく工事現場などで置かれている赤と白のコーンを意味します。アメリカではtraffic coneと呼ばれます。
"Beware of the pylons! We got three of them ahead."
"Alright, I got this."
「コーンがあるから気をつけて!前に3つある。」
「大丈夫だ、任せろ。」
5. soother
意味:おしゃぶり(可算名詞)
赤ん坊のためのおしゃぶりです。一般的にはpacifierが用いられます。Sootheというのは「和らげる」といった意味の動詞ですね!
"Tyson! The baby's crying again! Give me a soother!"
"What? We don't have any soothers. Use your finger instead!"
「タイソン!赤ん坊がまた泣いてやがる!おしゃぶりをよこせ!」
「何だ?おしゃぶりなんて持ってねえ。指で何とかしろ!」
6. brutal
意味:きつい、大変な(形容詞)
brutalとは直訳すると「残酷な」という意味ですが、カナダでは一般的に何かきついことがあった時に形容的に用いられます。
"Yo, are you in psyc101?"
"Uh no."
"It's brutal as hell. I have like 100 pages of reading before each class."
"That sucks... Um, do I know you by the way?"
「なあ、あんた心理学101の授業とってるか?」
「いや、とってないね。」
「マジで地獄だぜ。毎回課題文献が100ページも出るんだ。」
「そいつぁ、残念だ。えっと、ところであんたどこの誰だ?」
7. toque
意味:ニット帽(可算名詞)
ニット帽はカナダでtoqueと書き、two-k(トゥークに近い)と読みます。これはフランス語の影響です。アメリカではbeanieと呼ぶのですが、toqueはまず通じません笑。
"Feels like the winter is finally here. I need to get a new toque."
"Is it that cold, dude? I haven't been out for months."
「冬が来たようだ。新しいニット帽が必要だな。」
「おい、そんなに寒いか?もう何か月も外に出てねえんだ。」
8. washroom
意味:トイレ、化粧室(可算名詞)
トイレは国によって様々な呼び方があり、アメリカではbathroom、イギリスではtoiletやlooなどを使います。カナダ以外の国でwashroomといっても基本的には通じますが、聞き返されることもあります。
"Excuse me, would you happen to know where the washroom is?"
"Yeah, here. We're literally standing inside the washroom, dude. Are you tripping?"
「すみません。お化粧室の場所をご存知でいらっしゃいますでしょうか?」
「ああ、ここだ。今まさに便所の中にいるじゃねえか。お前大丈夫か?」
9. pop
意味:炭酸飲料(可算名詞)
炭酸が入っているソフトドリンクを意味します。アメリカではよくsodaと呼ばれます。カナダで一番有名なpopといえばcrushでしょう!
いろいろ危険な色をしているものもありますが、おいしいですよ!カナダにお越しの際はぜひご賞味あれ!
"We will be giving out free pop in the UNC this Friday!"
"Oh I feel parched already."
「今週の金曜UNCでソーダ無料で配ってます!」
「まじか、もう喉乾いてきちゃったよ。」
10. garburator
意味:キッチンにある生ごみ処理機(可算名詞)
キッチンのシンクの中にある生ごみがたまっているあれです。アメリカ英語ではgarbage disposalと言います。
"Hey, something is stuck in the garburator."
"Let me see. Oh crap! It's my phone. I've been looking for it since May."
「ねえ、何か生ごみ処理機に引っかかっているよ!」
「見せて。うわ、私の携帯じゃん。5月からずっと探してたんだよね。」
11. parkade
意味:立体駐車場(可算名詞)
日本にもありますよね。立体駐車場です。こちらはアメリカ英語ではparking garageと言います。
"This parkade sucks. There is no washroom here."
"Dude, I told you. That's why I got a lot of diapers at Walmart on the way."
「この立体駐車場ありえねえわ。トイレねえのかよ。」
「言ったでしょ?だから行きにウォルマートでいっぱいおむつを買ってきたの。」
12. write a test
意味:筆記試験を受ける(動詞)
普通学校ではtake a test/examで習いますよね?カナダの場合は筆記試験の場合は(地域にもよりますが)write a testを使うことのほうが多いんです。「書く」ということで問題を作成すると勘違いされやすいですが、あくまで受けるだけの意味です。
"A dude stormed into class when I was writing a test."
"Oh that's my dad, I'm sorry. He drank a lot last night."
「試験受けてるとき、男が教室にものすごい勢いで突っ込んできたんだ。」
「ああ、それ俺の父ちゃんだ。すまんな。昨晩飲みすぎたみたいだ。」
13. phone someone
意味:(誰かに)電話をする(動詞)
これも上と似ていて、おそらく学校ではcall someoneで習ったはずです。しかしカナダではよくphoneを使います。そのまま電話なのでわかりやすいですよね!
"Can I phone you later, mom? I need you to help me with my homework cause you're a math teacher."
"Sure honey, but I don't think I'll have a lot of time this evening. I'll go trick-or-treating with friends."
「ママ、あとで電話してもいい?ママ数学の先生だから数学の宿題手伝ってほしいんだ。」
「いいわよ、でも今晩はそんなに時間がないわ。友達とトリックオアトリートに行ってくるの。」
14. hoser
意味:バカ、間抜け(可算名詞)
あまり聞きなれない方も多いのではないでしょうか?いわゆる悪口に当たる用語です笑。あまり使われることは多くないですね。アメリカ人がカナダ人の真似をして言うことが多いです。
"Watch out, you hoser."
"Hoser? What's that supposed to mean? Watch your language, bro."
「気をつけろ、バカたれが。」
「バカたれ?それどういう意味だ?口の利き方には気をつけろ。」
15. bunnyhug
意味:フーディー、パーカー(可算名詞)
カナダの中部の地方では洋服のパーカーのことをバニーハグと呼びます。バニー(うさぎ)がハグしているのでしょうか?面白い言い方ですね!カナダ人の友人に聞いても語源は不明とのことでした。
"Hey, got a bunnyhug? I feel cold."
"I only got coats and sweaters, sorry."
「ねえパーカーある?寒いんだけど。」
「コートとセーターしかない、すまんな。」
16. fire hall
意味:消防署(可算名詞)
これはアメリカやイギリスではfire stationやfirehouseになったりします。Fire departmentという言葉を使うこともあるのですが、建物というニュアンスを強調したいときは上の二つを使うことが多いですね。
"Wow... The fire hall is on fire."
"Sad for them. They will definitely get flamed again on social media."
「うわ。消防署が火事になっちゃってるよ。」
「お気の毒だな。SNSでも炎上することになるぞ。」
今回は以上で終わりです。一つでも多く覚えてカナダ人に近づいちゃいましょう。
例文ごと覚えてしまえば簡単に使えるようになりますよ!前回2回分と合わせてマスターしてみてください。それでは次回の記事でお会いしましょう。
ではでは〜