The Kelownean Pavillion

当ブログではカナダにあるケロウナという町やブリティッシュ・コロンビア大学オカナガンキャンパス(UBCO)についての情報をまとめています。

カナダという国について

どうもみなさん、BenignKnaveです。

 

今回はケロウナではなく、少しカナダの話をしようと思います。小さな街の話ばかりしても、実際カナダ自体どんな国なのかは掴みにくいですもんね!ここではパートに分けて色々な観点からカナダをご紹介したいと思います。言語の話は、ところどころしているので今回は割愛させていただきます。まず第1回はカナダの自然国民性治安についてです。それでは見ていきましょう!

 

 

カナダの自然

まずカナダという国名を聞いた時に雄大な自然を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。まさしくその通りで、カナダは国土の約半分が森林であり、世界の森林面積の約10%を占めています。特に西側2州のブリティッシュ・コロンビア州とアルバータ州に森林資源が集中しています。特に西海岸付近は比較的温暖な気候であることでも知られています。バンクーバーがあるあたりですね。

 

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この地図を見ていただくと、西に濃い緑が集中しているのがわかりますね!この一帯はカナディアンロッキーがあるエリアでもあります。

 

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これは実際のカナディアンロッキーの写真ですが、冬のカナディアンロッキーほど美しいものはありません!これだけでカナダに来る価値ありです!スキーリゾートとしてはウィスラーが有名ですね。ケロウナがあるオカナガンの少し東に位置しています。

 

一方国の中心あたりは一般的に何もないと言われていますが、素朴な田舎町が広がっています。ウィニペグレジャイナと呼ばれる町が比較的大きな町に分類されるのですが、緑が豊かで綺麗な場所です!日本人も少ないので、留学先としても近年人気が徐々に高まってきています。

 

そして東側ですね!東側は東側で見所がたくさんあります。基本的にトロントがあるオンタリオ州、フランス語が話されているケベック州、the Maritimesと呼ばれている海洋州ノヴァ・スコシア州、プリンス・エドワード・アイランド州、ニュー・ブランズウィック州から成る)の3地域に部類することができます。

 

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なんといってもオンタリオ州ナイアガラの滝です。説明不要の名景なのでぜひ行ってみてください!ちなみにナイアガラの滝があるナイアガラはトロントから少し離れており、電車も通っていないので、トロント発の観光バスで行くのがオススメです。

 

海洋州は素朴な雰囲気で哀愁漂う港町という印象です。僕は行ったことないのですが、カナダの一味違った一面を見ることができますよ!

 

ケベックはあまり自然が豊かな印象はないのですが、中世ヨーロッパの町にタイムスリップしたかのような美しい建築が特徴的です。これに関してはまた別の記事でお話しします。ケベックシティとモントリオールを繋ぐ川は魅力的ですよ!

 

カナダの国民性

一般的にカナダ人はおおらかで気さくな人が多いと言われています。実際の僕の感触としてもその通りで、とにかく優しさがにじみ出ています笑 ここで一つ実体験に基づいた泣けるほど優しいカナダ人のエピソードをご紹介したいと思います。

 

あれは忘れもしない、クリスマスが目前に迫った12月のある日のことでした。友達とアイススケートをするために、スケートリンクに行こうとした時、不慣れなせいか間違ったバスに乗ってしまいました。幾度待っても帰りのバスが来ず、目的地まで4kmくらいだったので思い切って歩こうと思い、高速道路沿いをとぼとぼ一人で歩いていたその時のことです。車が不意に止まって中からおばさんがでてきて、「よかったら乗って行きなよ!」と声をかけてくれて、暖かい車に乗せてくれたのです!さすがにタダで乗るのも悪いなと思い、最後にお礼を言ってお金を少し払おうとしたら「いいのよ」と言ってお金を受け取ろうとせず、かわりにおばさんが、友達に配るために作っていた自作の木製雪だるま人形を一つ僕にプレゼントしてくれました…。

 

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その時の雪だるまがこれです。なんとお礼を言っていいかわかりませんでした。最高のクリスマスプレゼントです。今でも大切に机の上に飾ってあります。

 

さあ、話を戻します。カナダ人は非常に謙虚な性格でもあり、何かあるとすぐにsorryと言うことでも知られています。独自のカナダアクセントで口をすぼめて言ったりするので、結構これに関してアメリカからいじられたりもするんですけどね笑。

 

とはいえ、日本人と比べたら自己主張はかなり強いです。自分の意見をはっきりいうことができなければなめられます。相手の言う通りになってしまいます。ですが、しっかり相手の意見も聞こうとするので、自分の意見をきちんと伝えることさえできればなんの問題もありません!よく授業中も生徒が発言したかと思うと、その発言に別の生徒が食いついて、そこから授業関係なく議論に発展するということが頻繁にありました。ですが教師も許容していて、教師も議論を活性化させようとして生徒にいろいろ意見を聞いてみるなど、なんとも元気のいい国です笑。

 

カナダの治安

結論から言うと治安はかなり良いです!普通に旅行したり生活したりするぶんには、よほどのことがない限り命の危険にさらされることはまずありません。しかし、油断は禁物。日本と比べたら治安はまだまだ海外レベル。用心しても盗まれることはよくあります。ここでは注意喚起のためにあえて自分が実際にした少し怖い体験について綴っていこうと思います。

 

まずは盗難です。これは一部の危険な国に比べると比較的起こりにくいですが、僕が住んでいた時も数回盗難にあいました。一回は某コーヒーショップにかばんを忘れたと思い、取りに帰った時には消えていたというもの。店員さんに聞いても知らないの一点張り。まあ自分が悪いのは間違いないのですが、常に自分の身の回りのものには目を配っておきましょう。

 

他には学生(特に外国人)を狙った陰湿な詐欺もあります。とあるMクドナルドで食事を待っていた時のこと。ある男が近づいてきて「すぐ返すから金を一瞬だけ貸してくれ」と言ってきました。胡散臭いとは思ったのですが、男の圧力に圧倒されてお金を貸してしまいました。当然男は消え、お金も戻ってくることはありませんでした。警察(RCMPと呼ばれる騎馬警察)に通報したのですが、こちらが悪いと言われまともに取り合ってもらえませんでした。みなさんも僕の二の舞にならないように気をつけましょう。ただし命の危険を感じたら、お金はすぐに渡した方が無難です。

 

心苦しいエピソードを二つも並べてしまいましたが、カナダは個人的に旅行をした他の国と比べてもトップ3に入るくらい治安は良いです(最近テロの匂いが少ししますが…)。ですが用心に越したことはありません。カナダでは先日大麻が合法になりました。みなさんは危険なことには絶対に近づかないようにくれぐれも注意してください。

 

 

以上今回はカナダの自然、国民性、治安について書かせていただきました。それでは次の記事でお会いしましょう。

ではでは〜